バーバルとノンバーバル

経営層の皆様は、皆様の組織の役員や管理職の方々が望ましいとされるコミュニケーションされていることを把握されていますか?

円滑なコミュニケーションのためには、バーバルとノンバーバルの両方を意識する必要があるとされています。
ここで、両者の特徴をgoogleで検索してみるとAIによる概要で次のような内容が出てきました。

バーバルコミュニケーションとノンバーバルコミュニケーションは、コミュニケーションの2つの種類で、言語によるか否かで区別されます

バーバルコミュニケーション
ノンバーバルコミュニケーション
特徴
言語によるコミュニケーション
言葉を使わないコミュニケーション
具体例
会話や文字、印刷物など
表情や声のトーン、身振り手振り、視線、ジェスチャーなど

心理学者のアルバート・メラビアン博士の研究によると、話し手の印象は言葉以外の非言語的な要素で93%が決まるという結果が出ています。そのため、コミュニケーションでは言葉だけでなく、表情や姿勢、目線、声のトーン、身振り、話し方などにも気を配る必要があります。

仕事の現場において、バーバルコミュニケーションは問題ないものの、ノンバーバルコミュニケーションにおいて大いに問題があったとしても、ピラミッド型の組織では経営層の皆様まで現状が伝わっていない可能性があることに注意が必要だと思われます。

例えば、全社的なあるプロジェクトにおいて「お客様からもれなくアンケートを取りましょう」と目標設定したとします。
にも関わらず、ある社員がアンケートをお客様からいただけなかった場合にプロジェクトの責任者が当該社員に対してどのようなコミュニケーションを取っているか、皆様は実態を把握しておられますか?

バーバルコミュニケーションで「何でアンケートを取得しなかったの?」と責任者が質問していたとしても、ノンバーバルコミュニケーションが「怒り」の口調だったり「詰問調」だったりしたら社員は正しい情報を責任者に伝えようとするでしょうか?

さて、皆様の組織はいかがでしょう?

マネジメント層に対して適切な教育・訓練が実施されていますか?
まさか「できているはず」と確認していない、なんてことはないですよね?

そして、経営層の皆様ご自身はいかがでしょうか?